米子市の小学校は29日から2学期がスタートです。
学校に活気が戻った一方、コロナだけでなく、季節外れの感染症にも注意が必要です。


夏休みが終わって新学期。大きな荷物を抱えた児童が次々と登校しました。

児童
「みんなと久しぶりに会うのが、行くときにワクワクして来た。」

始業式は感染症対策の一環でオンライン。
各教室をつないで実施されましたが、お話を聞く…だけでなく、画面越しにゲームなども行われ、久しぶりに教室に明るい声が戻りました。

その一方である懸念も。

米子こどもクリニック 田本直弘 院長
「夏休みだと子供同士の接触は少ないと思うんですけどどんなに気を付けても教室の中で一緒に生活するとなると感染リスクとしてはあがってしまうのかなと思いますね。」

コロナ患者の診察も行っているこちらのクリニック。
学校の再開とともに、コロナの感染再拡大を懸念していますが、さらに今こんな困ったことが・・・。

米子こどもクリニック 田本直弘 院長
「普通は冬に流行るウイルスなんですけど、RSウイルスがいま8月ですけどもう流行り始めていて、しかもコロナと症状が似てるんですよね、咳・鼻・熱。そういうのが一緒に流行ると一般的には混乱しやすいなっていうのは懸念してますね。」

いま鳥取県の子どもたちの間で流行しているRSウイルス。
季節外れの流行で検査キットが足りないなど、医療現場にも支障が出ている状況です。

米子こどもクリニック 田本直弘 院長
「コロナウイルスにしてもRSウイルスにしても飛沫感染、エアロゾル感染がメインなのでまずは換気をして空気をきれいにしておくのが一番かなと思います。」

学校の再開の一方で懸念される感染症。手洗いやうがいなどの基本的な感染対策が重要です。