鳥取県特産「二十世紀梨」の露地物の出荷が、22日、鳥取県倉吉市で始まりました。国内向けより一足早く、アメリカに輸出するための出荷です。
表面につやがあり、丸々と育った二十世紀梨。
倉吉市と三朝町で栽培された露地物の二十世紀梨は、県内で唯一、アメリカに輸出されていて、22日は、香港や台湾向けも含め、輸出用の選果が行われました。
大きさや等級別に選別された後、箱詰めされていく収獲されたばかりのナシ。
今年の平均糖度は11.4度で、甘く仕上がりましたが、収獲量については、猛暑や大量発生のカメムシなどの影響が、懸念されるということです。
選果場で行われた初出荷式では、関係者があいさつした後、地元の「打吹童子ばやし」による太鼓の演奏が披露され、式に華を添えました。
JA鳥取中央 倉吉梨生産部 大野俊一 部長「味の方は、太鼓判を押せるという自信を持っている。瑞々しいこの甘さ、酸味と調和がとれた二十世紀梨をぜひ味わってもらいたい。」
露地物の二十世紀梨の国内向けの出荷は、8月26日に始まり、JA鳥取中央では、あわせて5万2000ケースを出荷し、2億6000万円の販売を計画しています。