鉄道や線路、木に至るまでその素材はなんと全てダン(段)ボール。
製作するのは、旧国鉄で運転士を務めた男性。
「ダンボールクラフト」の世界にのめり込んだきっかけはなんだったのでしょうか。
去年11月、惜しまれつつもラストランを迎えた「奥出雲おろち号」に、人気寝台特急「サンライズ出雲」。横には、その前身ともいえる寝台特急「出雲」など今は見られない列車も並びます。
鳥取県米子市の「上淀白鳳の丘展示館」で開かれている、島根県出雲市のダンボールクラフト作家・原禎幸さんの作品展。
これまでに製作した14点が展示されています。
ダンボールクラフト作家 原禎幸さん
「段ボールの特徴である、断面が見える作品。断面をみせる作品。」
原さんの作品の特徴は”ギザギザ”です。
ダンボールクラフトでは一般的に平面が使われることが多いですが、原さんはカッターナイフでダンボールを3ミリから5ミリ程度に裁断。
あえて断面を見せるように、いくつも積み重ねて味のある作品に仕上げています。
こうした作品作りの原点は意外なものでした。