鳥取県八頭町内の小学校で9日、児童7人が腹痛を訴える食中毒が発生しました。原因は、理科の学習で育てたジャガイモを、フライパンで炒めて食べたことではないかとみられています。
八頭町教育委員会によりますと、この小学校の6年2組の児童7人は、9日午前11時半過ぎに腹痛の症状を訴え、保健室で休んだ後、学校医の診察を受けました。
7人全員がすぐに回復し、学校に戻ったということです。
6年2組では、2時間目の授業で、理科の学習のため学校農園で育てたジャガイモを、フライパンで炒めて調理し、29人の児童が食べたということです。診察した学校医は、このジャガイモが食中毒の原因ではないかと指摘しました。
食べた際には時間に余裕がなく、急いで食べた児童もいたということで、芽の部分や青い部分は確認して取り除いていましたが、見落としがあったかもしれないということです。
八頭町教育委員会では、学校職員に再発防止を指示し、特に、十分に材料の安全性、調理方法を確認すること、収穫したジャガイモは暗くて涼しい場所に保管すること、ジャガイモの芽の周辺は取り除くことなどを徹底しました。