いよいよ海のシーズンです。
鳥取県内のトップを切って海開きをしたこちらの海水浴場、実に5年ぶりの海開きとなりましたが、今年は海の家は設置しないとのこと、いったい、なぜ?

記者 安松裕一
「きょうも朝から気温が上昇、鳥取市ではすでに30度を超えています。こうした中、待望の海水浴シーズンが到来です!」 

5日も35度を超え、各地で猛暑日となった山陰地方。鳥取も、正午過ぎに猛暑日となりました。

鳥取県内で今年開設される海水浴場は8か所で、その先陣を切って海開きをしたのは鳥取市の白兎海水浴場です。

5日は、来週土曜日に海開きをするお隣・小沢見海水浴場と合同で神事が開かれシーズンの安全を祈願しました。

ここ白兎海水浴場が開設されるのは実に5年ぶり。2020年から3年間は新型コロナのため、そして去年は、人員不足によりやむなく開設を見送りました。

白兎観光協会 和田俊彦 会長
「小屋を建てるのにも経費がずいぶんかかることがあって、観光協会も豊富な資金でやっているわけではないので、それが大きな原因です」

弓なりに連なる白砂の浜が美しく、多くの海水浴客が訪れる白兎海岸。海水浴場の開設は周囲の期待が大きいと言います。

そこで、白兎観光協会では今年は休憩所や海の家の設置をやめて経費や人的な労力を減らし、飲食についてはキッチンカーの営業を呼びかけました。

キッチンカーのスタッフ
「白兎がずっとしずかな夏を過ごしていたので、今年はおおいに盛り上がって欲しいと思います」

白兎観光協会 和田俊彦 会長
「無理をしてもだめかと思いますので、まずはお客様に喜んでいただくことリピーターが増えることを大きな目標に、やり方を少しずつでも変えながらやっていこうと考えています」

持続可能なやり方で海水浴場を維持していきたい。白兎海水浴場は8月18日まで開設されます。