7月4日は、語呂合わせで梨の日です。東郷梨で知られる鳥取県湯梨浜町では、二十世紀梨栽培の歴史を物語る百年樹で、豊作祈願が行われました。

百年樹は、明治時代に千葉県から鳥取県に伝わった二十世紀梨の木を枝分けして、この地に取り入れた古木で、118年経った今も、地元の人達が大切に育て、毎年実をつけます。

東郷梨は、現在213戸が栽培していて、祈願祭には、その生産者やきょうを梨の日に制定した湯梨浜町の関係者らが集まり、豊作を祈りました。

また、百年樹を育てている東郷小学校の3年生は、歌で梨の日を祝いました。

今シーズンの二十世紀梨は、梅雨入りが遅く、降水量が不足気味ですが、病気は少なく、例年並の生育になっているということです。

JA鳥取中央東郷果実部 岡崎和彦副部長「やっぱり玉太り、球を大きくしてなんとか昨年並みの箱数を出したいなと、皆さん努力しているところです。」

二十世紀梨を中心とした東郷梨の出荷は、来月下旬に始まり、1734トン、10億4000万円の販売を目指します。