日本国内では北海道から沖縄までほぼ全土に分布している「クサギカメムシ」。

名前の由来は、クサギ(臭木)という木でよくみられるためで、ほかにも、スギやヒノキなどの針葉樹から、サクラやナシなどの広葉樹まで、様々な植物の汁を吸い、結果として様々な作物の害虫となっているといいます。
鳥取県立博物館 鶴智之 学芸員
「国外では中国など東洋区に分布しますが、近年は外来種としてアメリカやヨーロッパなどに侵入し問題になっています。寒冷な地域であるアメリカやヨーロッパに侵入できていることを考えると、ある程度低温への耐性があると思われます」
一方、全国ニュースでよく見かける、緑色のカメムシは何という種類なのでしょうか。