新潟県が6月1日に発表した『感染症情報』によりますと、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の定点当たりの報告数が、前の週と比べて3割程度減少していたことが分かりました。
1日に発表された新潟県内の新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の、1医療機関あたりの患者数は4.27でした。これは前の週の6.11と比べ0.7倍で、実際の患者数は350人あまりとみられます。
また入院者数は150~160人程度、病床使用率は10~14%程度で、いずれも前の週から横ばい傾向となっています。
重症者は5月26日以降に1人が報告されており、中等症の患者は8~20人程度で、新潟県では、それぞれがほぼ横ばい傾向とみています。
県では引続き、発熱や咳などの症状がある場合は外出を控えるほか、手洗いなどの基本的な感染対策の“徹底”を呼び掛けています。
なお『感染症法』では、日本国内で発生した「感染症」について、“病原体”の感染力の強さや感染経路などによって幾つかの「類型」に分けられています。
5月8日から新型コロナウイルスは5類に移行されたため、これまでの『全数把握』から、あらかじめ指定された84の医療機関からの報告に基づく『定点把握』となっています。