幼稚園や保育所の送迎バスに置き去りを防ぐ安全装置の設置が今月から義務付けられました。新年度から『子どもを守る取り組み』も始まります。

新潟市西蒲区にある『ひのまる幼稚園』の園バスに設置された安全装置。
エンジンを切るとブザー音が鳴る仕組みで、車内後方にあるボタンを押しに行かないと音は止めりません。
後ろの座席まで職員が必ず歩くことで、子どもの下ろし忘れチェックに繋げます。

さらに…
【記者リポート】
「バスの前方には、振動を感知するセンサーが2つ設置されています。もし子どもが置き去りになり窓などを叩くと、その振動を感知して警告音で知らせます」

静岡県で園児が通園バスに置き去りにされ死亡した昨年の痛ましい事件を受け、政府が義務付けた安全装置の設置。
『ひのまる幼稚園』では政府による最大17万5000円の補助を活用し、新潟県内でいち早く3月下旬に導入しました。
これまでの乗車確認表とあわせ、できる対策は全て行うということです。

【認定こども園・ひのまる幼稚園 吉藤真由美副園長】
「最終的に機械に頼ることがあるかもしれないが、まずは職員が気を付けて園児を保育していきたい」

なお、政府が義務付けた安全装置の設置には、1年の経過措置が設けられています。
