燕市では、還暦から20年を迎えた「熟年」の成人式が行われ、長寿を祝いました。

燕市吉田地域に集まったのは、還暦を迎えて20年、満80歳の「熟年成人」26人です。地元の老人クラブが開催していて、今年で28年目となりました。

【熟年代表】
「私たちは長岡空襲、そして終戦になり、この時代に生まれ、両親は大変苦労したと思います。両親には感謝しかありません」

今年の熟年成人は、太平洋戦争の真っ只中だった1942年と1943年生まれで、二十歳だった当時は、高度経済成長政策によって日本経済が急速に発展。

文化面では橋幸夫と吉永小百合の「いつでも夢を」がレコード大賞を受賞しました。

【熟年成人】
「着物はね、結婚するにあたり親から作ってもらったけれど、式はなかったから着る機会がなかった。『あー嬉しいな』と思って、これも長生きさせてもらったお陰で」

ハレの日に合わせて、衣装にこだわった人も…!
【熟年成人】
「頂いた着物で手作りしてみました」

新成人の4倍以上の人生を歩んできた先輩たち、今後の目標を教えてください!
【熟年成人】
「子どもが安心して働けるように、うちで留守番していられるようにと思っている」

「これから100歳時代に向けて20年しかないんです。この20年の中でどうやって楽しむか、一つ一つ計画的に進めていかないとだめだと思います」

これからもどうぞはつらつにお過ごしください!