福島県の磐越自動車道で新潟市の高校生ら21人が死傷した5月6日のバス事故で、福島県警は7日 バスを運転していた胎内市の無職の男(68)を逮捕しました。
そして8日には新潟県五泉市のバス会社を9時間にわたって家宅捜索しました。

【BSN記者リポート】
「午前9時過ぎです。現在 五泉市のバス事業者で家宅捜索が行われています」
五泉市のバス事業者・蒲原鉄道。家宅捜索は午前8時過ぎに始まりました。

午前11時過ぎ、家宅捜索の合間をぬって蒲原鉄道の茂野 一弘社長が取材に応じました。

【蒲原鉄道 茂野 一弘社長】
Q. “白バス営業”での家宅捜索か?
「今回の福島の事故に関しての捜索だということで、細かいところはわかりかねる」
Q.営業担当者にも並行して聞き取りしてる?
「はい、そうです」
Q.家宅捜索をどう受け止めている?
「現状として結果的にどうなるかわからないので…」
家宅捜索は8日午後も続きました。

【BSN記者リポート】
「午後1時半すぎ。茂野社長が赤いファイルを持ちながら捜査員に説明しています」

また国土交通省は、蒲原鉄道がバスを借りていた新潟市中央区のレンタカー会社に立ち入り調査に入りました。

福島県郡山市の磐越道で起きた5月6日の事故。
北越高校 男子ソフトテニス部の生徒が乗ったマイクロバスがガードレールなどにぶつかり、3年生の稲垣 尋斗さん(17)が死亡し、20人が重軽傷を負いました。

捜査関係者によりますと、稲垣さんはバスの一番後ろの席に座っていて、車体に刺さったガードレールに押し出される形で車外に投げ出されたとみられるということです。
バスを運転していた胎内市の無職・若山 哲夫容疑者(68)は、7日夜 過失運転致死傷の疑いで逮捕されました。

【TUF記者リポート】
「若山容疑者を乗せた車が郡山警察署に入りました」
逮捕の3時間ほど前…、若山容疑者はBSNの取材に応じていました。

【電話:若山 哲夫容疑者】
「私は新潟方面から福島県のいわき市方面へ向かって、高速の左側をずっと走ってました。カーブが緩かったのとそれから私自身のスピードに対する見極めが甘かったのが相重なりまして」
捜査関係者によりますと現場にはブレーキ痕がなく、バスはスピードを落とさずにガードレールに突っ込んでいたということです。

【電話:若山 哲夫容疑者】
Q.ブレーキの跡が無かったようだ。なぜぶつかってしまった?
「先ほど申しましたように、私のスピードに対する見極めが甘かったんだと思います」
Q.居眠りしていた?
「いえ、そういうことは一切ありません」
Q.スピードの出し過ぎだった?
「いや、90キロから100キロぐらいでは走ってましたんで」

若山容疑者は警察の調べに対し、容疑を認めているということです。
警察によりますと、若山容疑者は客を運送して対価を得る場合に必要な『二種免許』は持っていませんでした。
9時間以上に渡って行われた蒲原鉄道の家宅捜索は8日午後5時過ぎに終了しました。
警察は、いわゆる「白バス」行為に当たるかどうかを含めて捜査を進めています。










