新潟県上越市に住む20代女性が、兵庫県警の警察官を名乗る男らにだまされ、現金339万円をだまし取られる被害に遭っていたことが分かりました。
警察は「警察官が金銭の振り込みを指示することはない」などとして注意を呼び掛けています。

警察によりますと4月21日、20代女性のスマホに兵庫県警の警察官を名乗る男から電話がありました。男は「あなたに犯罪の容疑がかかっている。兵庫に来られるか」「あなた名義の口座が詐欺に使われている。共犯者でないのか」などと話したということです。

その後、メッセージアプリのビデオ通話で警察手帳のような画像を見せられた女性は、男を本物の警察官だと信じこんでしまったということです。
兵庫県警の警察官を名乗る男は、その後も女性に対し「どこの銀行に口座があるのか」「詐欺のお金が混ざっていないということを確かめる必要がある」などと話したほか、神戸地検の検事を名乗る男も登場し、ビデオ通話で女性に逮捕状のようなものを見せたということです。

検事を名乗る男は口座に金を振り込むよう要求し、女性は指定された口座に100万円を振り込んだほか、翌22日には兵庫県警の警察官を名乗る男から「あなたが消費者金融を利用した形跡が残っている」などと言われ、3回に分けて239万円を振り込み、合わせて339万円をだまし取られました。女性が親族に相談し、だまされたと気づいて警察に通報したということです。

警察は特殊詐欺事件として捜査するとともに、以下の点に注意してほしいとしています。
・警察はメッセージアプリで連絡することはなく、アプリ上で警察手帳や逮捕状などを見せることはない
・警察は逮捕を免れることを理由に、口座の作成や金銭の振り込みを指示することはない
・警察官を名乗る者から、電話やメッセージアプリで「捜査対象になっている」などと言われたり、「お金の話」が出た場合は、最寄りの警察署に相談してほしい

ニセ警察官による特殊詐欺事件が後を絶ちません。
「私だけは大丈夫」と思わずに、不審な電話が来たら一度電話を切り、家族や知人、警察などに相談してください。