新潟県長岡市の山古志地域で、伝統行事「牛の角突き」が初場所を迎え、迫力ある熱戦に多くのファンが歓声を上げました。
勢いよく角をぶつけ合う牛たち。
およそ1トンある相手を角を使って持ち上げようとする場面も。

国の重要無形民俗文化財に指定されている「牛の角突き」。
3日は小千谷市で、4日は長岡市山古志地域で今年の取り組みが始まりました。
最大の特徴は、牛を傷つけないように引き分けにすること。
勢子(せこ)と呼ばれる人たちが激しくぶつかり合う牛の間に入り、後ろ足に綱をかけるなどして牛同士を引き離します。

4日の取り組みは3歳から16歳の26頭。
集まった県内外の客は牛同士、そして牛と人との真剣勝負に見入っていました。
【群馬から】
「雨の方が勢子さんが捕まえるの大変になって、牛はそれをわかっているから面白いですよ。牛の心理じゃないけど」
【東京から】
「かっこいいなって思った。迫力があった」
【長野から】
「かわいいけど、ぶつかり合うとすごい音がして。迫力があるのか、優しいのか」

一方で、最近の物価高は、牛の角突きにも影響が出ています。
【山古志闘牛会 松井富栄会長】
「牛の餌代はかなり高騰して、そこが一番の頭の悩みどころになっている」
餌代は去年に比べて2割ほど上がり、今シーズンは入場料を500円値上げせざるを得なくなりました。

【山古志闘牛会 松井富栄会長】
「山古志、この四季があるんで、この風景とともに『牛の角突き』を楽しんでいただきたい」
越後伝統の「牛の角突き」は、11月まで行われます。










