新潟県村上市の三面川で4月13日、地元の小学生らがサケの稚魚500匹を放流しました。
ただ近年、サケを取り巻く環境は悪化していて、漁獲量は激減しています。

地元の小学5年生 約190人が参加して行われた稚魚の放流式。子どもたちは4年生のときからサケの採卵やふ化の方法などを学んできました。
今年はサケの稚魚500匹に加え、サクラマスの稚魚2万匹も三面川に放ちました。順調に生育すればサケは4年後、サクラマスは3年後に三面川に戻ってくる予定です。

【児童は】
「また来てほしいという気持ちで放流しました」
「いつもおれ魚とか給食でおかわりするけど、また4年後に食べたいな」
Q戻ってきたら?
「食べたい」
Qどうやって食べたい?
「普通に焼いて食べたいです」
一方で、サケを取り巻く環境は、全国的に悪化の一途をたどっています。
【BSN 黒崎キャスター】
「ここ村上市とつながりの深いサケですが、近年その漁獲量は危機的状況に陥っています」

三面川鮭産漁業協同組合によりますと、三面川でのサケの漁獲量は昨年度 1400匹あまりにとどまり、2024年度の4分の1まで減少しました。
それに伴い採卵数も減り、5年前は約800万匹の稚魚を放流していましたが、今年は100分の1以下のおよそ7万匹に。サケが激減した直接的な原因は分かっていませんが、海水温の上昇で生育できなかったことや、2022年の県北豪雨で支流の高根川が被害を受けたことなどが考えられるということです。

【三面川鮭産漁業協同組合 佐藤 克雄 組合長】
「地球環境が大きな要因を占めているけど、私らではどうすることもできない。
昨年度の捕獲状況を見て、今年も放流式ができるのかと随分危惧していたけど、なんとか…」
今年の放流式は、サケの稚魚だけでは十分な数が確保できず、サクラマスの稚魚も加えて開催しました。
【放流したときの様子】
「大きくなって帰ってきてね~!」

【三面川鮭産漁業協同組合 佐藤 克雄 組合長】
「4年後戻ってくるサケもいる。少ないけど。それらのサケを期待しながら4年後また戻ってくることを願わずにはいられない」
村上市は危機的状況を打開しようと、陸上でのサケの養殖など安定的な供給を目指した対策を進めていくということです。










