その原発再稼働問題が最大の注目点となる県議会12月定例会が2日に開会します。各党会派の間では知事の信任・不信任をめぐる駆け引きが行われています。


1日に開かれた議会運営委員会。

【未来にいがた 牧田正樹 県議】「今議会では原発の再稼働に関する議案が出される予定になっているが、県民の注目が高まっている」

2日に始まる12月定例会で注目されるのが、柏崎刈羽原発の再稼働をめぐる議論です。

花角知事は国の対応を確認した上で再稼働を容認すると表明し、県議会に自らの信任・不信任を問うとしました。

県議会最大会派の自民党はすでに知事を「信任」することでまとまっていますが、その具体的な意思表示の方法は明らかにしていません。

一方、原発再稼働反対の立場をとる野党系会派 リベラル新潟は不信任案の提出も含め対応を検討していますが、自民党などの反対多数で否決される公算が大きく、複雑な心境です。

【リベラル新潟 小泉勝 県議】「（不信任案を）出すことで、むしろ知事を利する形になる。信任・不信任の議案をあっちが出すかこっちが出すかみたいな綱引きをやっていること自体納得がいかない。なんで我々がそんなことをしてあげなきゃいけないんだろう」

県議会12月定例会は2日からの21日間で最終日の22日に採決が行われます。