新潟県内で今秋初めて毒キノコによる食中毒が発生し、県は「毒きのこ食中毒発生注意報」を発表しました。新潟県は「さまざまな『言い伝え』は全く根拠のない迷信であり、信じないで」と呼び掛けています。
新潟県によりますと、17日午前、南魚沼保健所管内の医療機関から南魚沼保健所に「ドクササコによる食中毒が疑われる患者2人を診察した」と連絡がありました。
保健所が調査した結果、11月9日に患者が南魚沼市内で食用キノコだと思って採った野生のキノコを自宅に持ち帰り、10日から12日にかけて、けんちん汁とみそ汁に入れて同居の家族4人で食べていたことが分かりました。
13日夕方から4人に手足の指の痛みなどの症状が出て、90代と60代の男性が医療機関を受診し、そのうち90代の男性が入院したということです。
患者がキノコを採った場所で、保健所の職員が同じ特徴のキノコを採取し、専門家に鑑別を依頼したところ、有毒のドクササコであることが判明したということです。











