北朝鮮による拉致被害者の家族会が20日に石破茂総理と面会。
今後の活動方針を手渡すとともに、切実な思いをぶつけました。

【拉致被害者家族会 横田拓也代表】
「もうこれ以上待てません。もうこれ以上私たちを苦しめないでください」
「速やかに日朝首脳会談を実施いただき、日本の地で家族との再会が実現できるよう行動いただきますようお願いします」

2月15日には、拉致被害者・有本恵子さんの父で拉致被害者家族会のメンバーのひとりでもある有本明弘さんが亡くなり、帰国を果たせていない被害者の親世代で存命なのは、横田めぐみさんの母・横田早紀江さんただ1人となりました。

【横田早紀江さん】
「1日も早く日本の土が踏めますように、子供たちに早くその喜びを与えていただきますように、よろしくお願い申し上げます」

石破茂総理は「いまだに帰国が実現していないことは政府として極めて申し訳ないこと」としたうえで「あらゆる手段をもってこの解決に力を尽くしていく」と、解決に向けて取り組む姿勢を示しました。