県外で活躍する青森県民を紹介するターニングポイント。人生の転機となったその時、どんな思いや決意があったのでしょうか。
今日のストーリーは青森市出身でivalue株式会社 取締役・野上陸さん。
ivalue株式会社は、地方を中心にホームページなどウェブ事業をサブスク型で提案するIT企業。

兄と妹に挟まれて育った野上は、幼少期からとにかく負けず嫌いな子供だった。

野上さん「もう本当に友人でもそうですし、兄も妹もいるんですけど、兄にもゲームでもスポーツでも負けたくなくてですね、もう必死に頑張って勝とう勝とうってやってる子でしたね」
負けたくない一心で何でも積極的にやってみた。それはいろんな趣味を持っていた父親からの影響だ。
「特に父親が結構趣味が本当に多くて、DIYを家で勝手にやってたりとか、多種多様な趣味があって、やったことないことに対してもどんどん挑戦させるような親だった。そういったところが多分生きてるのかなと思いますね」

小学生になって始めたことはバスケットボール
中学校に入っても続けるため部活に入った。

そこで出会った顧問の言葉が、今の自分にも影響を与えている。
「本当に私が今でも大切にしている言葉の一つなんですけども当時は『スポーツマンである前にイチ人間であれ』みたいな言葉をいただきまして、例えば遠征行ったときホテルとか旅館を来たときよりも綺麗にとか、身だしなみとか挨拶とか本当に何かそういった部分をすごく大切にされているような顧問でして…」

「本当に徹底的にそういった人のあり方とか、人としてのこうあるべき行動とかっていうのをすごく教えられたんですよね」
顧問の言葉を胸に、高校卒業後、漫画がきっかけで小さい頃から夢だった消防士になった。

「消防士イコールかっこいいもそうですし、本当に人の命を命がけで救いたい。
でもやっぱりかっこいい消防士っていうのはある漫画にも書いてあったんですけども、命かけて救うけど本当に死なないってのは鉄則で何かこう、考えて動くっていうのがすごく大事にしてました。」

しかし、実際に消防士になって感じたのは自分以上に熱量を持って仕事をしている人が少なかった。それなら自分で消防士になりたいと熱い思いを持った人に、自分の経験を踏まえ、伝え、その人が消防士になるまでの道筋をつけてあげる側になろうと考えた。
「消防士になりたい人に対して、まあオンラインスクールみたいなものを作ったんですよね。そのコミュニティがですね、結構うまくいきまして、大体生徒さんが2000人ぐらい集まったんですよね。もっとこの考え方とか、人の集め方とか、そういったものものをもっと各事業者さんだったりとか、地方に教えていきたいって思ってですね…」

そういった気持ちから上京し、地方の企業や行政などのマーケティング業務をWebで行う会社を仲間と立ち上げた。