2021年に青森県八戸沖で座礁した貨物船について、運輸安全委員会は27日、強風や高波によって停泊中の船の「いかり」が海底で引きずられ、その後の不適切な判断などが原因につながったとする事故調査報告書を公表しました。
この事故は、2021年8月、八戸沖でパナマ船籍の貨物船「クリムゾンポラリス」が座礁したものです。
27日に運輸安全委員会が公表した調査報告書では、当時、南東にやや強い風が吹き、高波が発生しているなかで、停泊する際の不適切な「いかり」の下ろし方によって、「いかり」が海底で引きずられる「走錨(そうびょう)」の状態となり、船ごと押し流されたと考えられています。
また、船長が「いかり」を下ろし直さなかったことや、一等航海士の意見を受けても船長が船が港に乗り上げる危険性を疑わなかったため、対処が遅れたということです。
運輸安全委員会は再発防止策として、早期に「いかり」の異常を検知することができる体制をつくることなどを求めています。
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