【白球の跡】試合中に病院に… 最後の夏で涙も「全力でやった」

球児や支える人たちの想いをお伝えする「白球の跡」。

9日は青森高校のキャプテン 小笠原有優 選手です。
2回の守備の際に左肩を痛めて退場となり、試合中に病院に…。
最後までグラウンドに立つことはできませんでした。

小笠原さんは、2026年の春の公式戦で破れてチームが空中分解しかかったときに、厳しい口調で指摘をして、“嫌われ役”を買ってでも勝利のためにチームをまとめ上げて、この夏に臨みました。

青森高校に入ったのは、小学3年生で野球を始めるきっかけとなった父親の大倫さんの母校でもあったからです。9日は、同じ道を歩んでくれた息子の背中をおそうと、大倫さんは父母会の会長としてスタンドで声援を送っていました。

「やれることはやった。がんばったの一言」と労っていました。

チームはキャプテンの退場後も苦しい展開が続きましたが、副キャプテンの齋藤青葉 選手は「(キャプテンは)自分たちが勝つために必要なことを言い続けてくれた存在。キャプテンのためにも笑顔で最後までやり切ろう」と円陣を組んで戦い抜きました。

小笠原選手は、球場を離れる前には涙を見せていましたが、父親には「全力でやった結果だから」と話したということです。本当におつかれさまでした。