主犯格の男と共犯者らの関係は…

市川麻耶 キャスター
裁判を取材した須崎記者とお伝えします。
須崎さん、十枝内被告は主犯とされていますが、共犯者とはどんな関係だったのでしょうか。
須崎蓮 記者
七戸町の死体遺棄事件をめぐって起訴されたのは男女5人です。まずは、主犯とされる元運送会社の代表・十枝内被告。運送会社の元従業員の男2人に、元アルバイトの男、そして、十枝内被告の知人の女です。

元従業員の男1人以外は判決が言い渡され、1人が懲役3年10か月の実刑判決を言い渡されています(男は判決を不服として控訴)。そして、元アルバイトの男と知人の女の2人は執行猶予付きの判決が確定しています。
主犯とされる十枝内被告の判決では、事件のいきさつはこのように示されました…。

2024年1月7日、十枝内被告は知人の女などに指示して、男性を自宅から外に誘い出して、外で暴行を加え、両足を縛り車に乗せて別の場所に運びます。

その後、運送会社の敷地でコンテナ内の容器に男性を入れ、立ち去りました。男性はこのころに死亡したとみられています。
十枝内被告は2日後に容器を叩きましたが、反応がなく、遺体の遺棄を決めました。

その後、元従業員の男2人は十枝内被告の指示で土場に容器を運び、十枝内被告が建設用機械で埋めました。

十枝内被告は、共犯者の1人にゆすられていると感じたことから遺棄の場所を変えようと考え、別の土場に埋めなおしました。
市川 キャスター
共犯者はなぜ指示に従ったのでしょうか?
須崎 記者
共犯者のうちの1人である元従業員の男は「社長が怖い。刃向かえば自分も同じ目に遭うのでは」と供述していることが裁判でわかっています。
