青森県が8月3日から運営している新型コロナの臨時Web(ウェブ)検査について、22日までに確認された7616人の感染が国へ報告されていなかったことがわかりました。
青森県の臨時Web検査は、県内に住む60歳以下で基礎疾患がなく、症状がある人などを対象にしていて、陽性の確認は北海道・札幌市の医療機関が行っています。
青森県によりますと、この医療機関から報告を受けた札幌市の保健所が国に届け出ると認識していましたが、実際には、届け出がされておらず、これまでに判明した7616人の感染は、どの自治体の感染者数にも含まれていませんでした。
札幌市は、感染者は市内にいないため健康観察もしておらず、公表する対象ではないとして、国へ報告していませんでした。
青森県は、Web検査の感染者を国へどう報告するか札幌市と協議しています。