2023年、脱線事故と長期間の運休と相次いだ弘南鉄道は22日、運輸局の改善措置を受けて、新たな対策を発表しました。弘南鉄道は2月27日に、県へ財政支援を求める方針で、経営面、運営面ともに課題が浮き彫りとなっています。
弘南鉄道 船越信哉取締役常務
「多くの皆さま方にご迷惑とご心配をおかけしましたこと、改めて深くお詫び申し上げます」
弘南鉄道は22日、東北運輸局からの改善指示にもとづき、今後の対策などをまとめた報告書を提出したと発表しました。
弘南鉄道は2023年8月に、大鰐線で脱線事故が起きて約2週間、運転を見合わせたほか、9月からはレールの異常で再び長期間運休しました。
東北運輸局は保安監査の結果、改善措置を指示していて、特に運休の大きな原因となったレールの摩耗への対応を求めました。
その結果、弘南鉄道は、これまで摩耗検査を目視だけで行っていたため、年に1回以上測定機器を取り扱う訓練を行なうこと。また、規定に違反して、これまで冬場は雪が深く実施していなかった線路の巡視点検を今後は、冬場も列車を使って点検をするとしています。
このほかにも、2024年4月から職員の技術力向上のため、JR東日本の研修などに派遣するとしています。
弘南鉄道 船越信哉取締役常務
「会社としては安全確保を最優先にして、地域鉄道の信頼を回復できるように努力する」
また、弘南鉄道は今回の運休を受け、弘南線のレールの補修費用などで県へ2月27日に、追加の財政支援を求める考えを明らかにしました。
乗客の減少により赤字経営が続く弘南鉄道には、脱線事故と運休で経営面・運営面ともに大きな課題が横たわっています。












