千葉県は、県内の医療機関に入院する患者15人が結核に感染していたと明らかにしました。県はこれ以上感染が広がるおそれは低いとしています。

千葉県によりますと、去年11月、県内にある病院の精神科に入院していた40代の男性は発熱などの症状があったため検査を受けたところ、肺結核と診断されました。

その後、男性と接触した職員や同じ病棟の入院患者に対し、結核の感染を調べる検査を行ったところ、40代から70代の入院患者の男性14人の感染が確認されました。

このうち6人は発症しているということですが、重症者はおらず、いずれも快方に向かっているということです。

県は、病院内でこれ以上感染が広がるおそれは低いとしています。

千葉県では、去年1年間で461人の患者が確認されていて、県は2週間以上咳が続く場合は医療機関を受診するよう呼びかけています。