小澤征爾さんの死去を受けたヨーロッパからの反応です。

2010年にウィーン・フィルハーモニー管弦楽団の名誉団員となった小澤征爾さん。ダニエル・フロシャウアー団長は小澤さんについて、「最高の音楽を追究すると同時に音楽に謙虚に向き合い、楽団員との愛情あふれる交流を大切にしていた」と振り返りました。そして、「聴衆を魅了するカリスマ性を持ったアーティストと長い道のりを共にできたことは、私たちにとって贈り物でした」とコメントしています。

フランスメディアも小澤さんの死を一斉に伝えています。小澤さんは1959年にフランスのブザンソン国際指揮者コンクールで優勝。2001年にはフランス芸術アカデミーの会員となりました。

フィガロ紙は「小澤さんのリズミカルで色彩感あふれる指揮には圧倒されるものがあり、フランス音楽には欠かせないものだった」と報じています。