東北電力は9日、岩手県雫石町で雪山での作業中に作業員が雪崩に巻き込まれたことを想定した訓練を行いました。迅速な発見につなげるため、機器の操作を学ぶのが目的です。
この訓練は2000年に山形県の雪山で作業員3人が雪崩に巻き込まれて亡くなった事故を受け東北電力が行っているもので、今年で22回目です。
9日、雫石町の網張温泉スキー場で行われた訓練には岩手県内11の事業所に勤務する社員など17人が参加しました。
参加者は電磁波を発して遭難者が埋まっている位置を特定する「アバランチトランシーバー」と呼ばれる発信機と受信機を兼ねた機械の使い方を確認しました。
その他にも「プローブ」と呼ばれる金属製の棒を雪に刺して遭難者の位置を特定する方法を繰り返し学んでいました。また、実際に雪に埋もれる体験も行われました。
(記者)
「これから私も実際に雪に埋もれて雪崩に巻き込まれた状態を体験したいと思います」
「手足の先から体が冷えてきました、雪の重さで圧迫感もあります。自力で抜け出してみたいと思います。全く動きませんね」
「無事出てくることができました。中は暗くて、雪の重さで身動きが取れなくてとても怖い状況でした」
雪崩に巻き込まれてから15分が経過すると生存率が大幅に低下するため、迅速な対応が求められます。
(東北電力ネットワーク岩手支社通信センター 猪瀬祐樹副長)
「電力の安定供給に向けて現場に行くことは重要ですが、まずは自分たちの命を守るところが必要かと思いますので、今回受講したことを若手に伝えられるように今後も取り組んでいきたいと考えております」
参加者は訓練を通して、雪崩の危険性を改めて認識し、いざという時に備えて機器の使い方を学んでいました。
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