■水泳・世界選手権(9日、カタール・ドーハ)

アーティスティックスイミング(AS)のチーム・フリールーティン(FR)の決勝が行われ、日本は315.2229点をマークし銀メダルに輝いた。すでに五輪出場権を手にしているチームを除く中で、5位以内が確定したため、日本のパリ五輪出場枠獲得が決まった。金メダルは中国(339.7604点)。

前日の予選で2位に入り、首位の中国とは19.0857点差、3位のスペインと11.1644点差で決勝へ。この日は「チェス」をテーマに、冒頭に高さのあるアクロバットを決めると、呼吸を合わせ連続の足技で観客を魅了。リフトでは少しバランスを崩す場面もあったが、終盤に向けしっかりと動きを合わせ、最後のアクロバットも落ち着いて決めた。

得点が出ると暫定首位で銀メダル以上が確定し、メンバーは喜びを爆発。五輪出場枠の獲得も決まり安堵の表情をみせた。

今大会はパリ五輪の選考も兼ね、チームはアクロバティックルーティン(AR)、テクニカルルーティン(TR)、フリールーティン(FR)の3種目決勝の合計得点によって決まる。日本は最初の種目のARで7位と出遅れたが、TRでは3位。最終種目のFRで2位に入った日本は、中国をはじめとする出場枠をすでに獲得しているチームを除き、3種目合計でアメリカ、スペインに次ぐ3位に入り、パリへの切符を手にした。