岩手県内でも今年度、人身被害が過去最多となるなど問題となっているクマについて、環境省が設置した専門家による検討会は8日、計画的な捕獲で頭数を管理する「指定管理鳥獣」に追加するという対策案をまとめました。
岩手県内の今年度のクマによる人身被害は、7日までに46件49人に上っていて、記録が残っている1993年以降、過去最多となっています。
これを受けて達増知事は去年11月、都道府県がクマを捕獲する際に国から補助金などの支援を受けられるようになる「指定管理鳥獣」に追加するよう北海道知事らとともに環境省に要望していました。
8日の検討会ではクマ被害の防止へ向けた対策の方向性が話し合われ、絶滅の恐れが高い四国以外の地域でクマを「指定管理鳥獣」に追加する案が了承されました。
環境省は今後、鳥獣保護管理法を改正して正式に「指定管理鳥獣」に指定するための手続きを進める方針です。
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