戦争体験を次世代に継承しようと県主催のワークショップが開かれ、高校生などが元鉄血勤皇隊の男性から、戦時下の体験を聞き取り取材しました。

県の「沖縄平和啓発プロモーション事業」の一貫として行われたワークショップでは、県内の高校生と大学生20人が記者となり、鉄血勤皇隊として沖縄戦に動員された瀬名波榮喜さん(94)に直接質問をしました。

「鉄血勤皇隊への入隊を断ることは出来なかったのか」という質問に対して瀬名波さんはー

瀬名波榮喜さん(94)
「我らが人生18年と、18年生きれば良いとそういう感じでしたね。思考することが許されなかった、考えることが」

名桜大学4年 奥芳樹さん
「瀬名波さんも実際に15歳で戦争を経験しているということで、自分がこの歳で戦争を、このような経験をすると考えると残酷としかいいようがないと思います」

参加者は瀬名波さんから聞き取った内容を記事にして、今後インターネットなどで公開する予定です。