「冬の田んぼアート」会場の道の駅いなかだて「弥生の里」の5日の様子です。広大な田んぼのキャンバスには白い雪が積もっていますが…。
村上怜生記者
「田んぼに足を入れると泥水が浮き上がります」
2月10日から開催予定のイベントに向け、5日、実行委員会のメンバーが現地のコンディションを確かめました。
様々な色の稲で巨大な絵を描く「田んぼアート」が有名な田舎館村では、冬の観光資源として2016年から「冬の田んぼアート」を実施してきました。
長時間かけてスノーシューで踏み固め描いた幾何学模様は、ライトに照らされるとその凹凸が浮かび上がり「光と影の芸術」と称されます。また、新たに雪が降ると作品が消えてしまう「はかないアート」としても話題を呼び、毎年約5000人の観光客が訪れます。
現地の積雪状況などを確認した結果、実行委員会は、積雪が十分でないほか、今後も積雪が見込めないとして2024年の「冬の田んぼアート」の制作中止を決定しました。
アーティスト集団 It''sOK. 鈴木勝副代表
「これだと光も影も何も…。踏んだところが茶色・線になってしまうのでスノーアートとは言えない」
冬の田んぼアート実行委員会 浅利高年委員長
「新しい冬の観光コンテンツとして最近、根付いてきたかなと思っていた矢先でしたので非常に残念に思います」
村ではイベントを中止しますが、ワークショップは予定通り行うとしています。














