高知市の保育園児にすし職人が作った恵方巻がプレゼントされました。恵方巻を贈ったのは高知市のすし店「おらんく家」です。

この取り組みは、店の自慢の寿司を子どもたちに食べてもらおうと5年ほど前から始まりました。

今年は高知市や南国市の保育園などにおよそ970個の恵方巻がおくられ、このうち、江陽保育園では、園児におよそ140個がふるまわれました。

職人が朝6時ごろから作った恵方巻。中には県産のキュウリやサニーレタスがたっぷり使われていて誰でも食べられるようにとアレルギー対策も万全です。

今年の恵方は「東北東」。みんなで恵方を向いて、いっせいにかぶりつきます。

口から福が逃げないように静かに食べる園児たち。それでもおいしそうな様子で口いっぱいにほおばっていました。

(園児)
「おいしいです」
「みんながおりこうにくらせるように。ママだいすき」
「うれしかったです。おにいちゃんといっしょになかよくあそびたいです」

(おらんく家 松尾博昭 店長)
「今年の始まりから嫌な思いをしたと思うので、少しでも笑顔になっていただけるよう、今年はより一層気持ちをこめて作らさせていただきました。みんなが笑顔になってくれることが職人にとって一番の幸せになるので、またこれを励みに僕らも頑張ろうと思う」

食後に園児たちは職人とハイタッチをしながら感謝の気持ちを伝えていました。