きょう、皇室の護衛などを担う皇宮警察の警察学校で初任科学生の卒業式が行われました。式典では、21年ぶりに女性の皇宮護衛官が答辞を読み上げました。

土田百合 皇宮巡査
「仲間との絆を大切にし、強さと思いやりを持ち、国民からの期待と信頼に応えるべく、全力を尽くす覚悟です」

力強く答辞を読み上げたのは土田百合皇宮巡査(21)。

きょう、皇宮警察の警察学校で初任科学生の卒業式が行われ、21年ぶりに女性総代が答辞を読み上げました。

土田さんは去年4月、高校や専門学校を卒業後に皇宮警察に採用された学生12人のひとりで、優れたリーダーシップを評価され、歴代3人目の「女性総代」に選ばれました。

土田百合 皇宮巡査
「(教官方から)女性らしくもあるけど、『格好良くやってこい』ということで、皇宮護衛官としての女性らしさを出せたかなと思います」

また、下田隆文皇宮警察本部長は卒業生を前に「いかなる状況においても、ひるむことなく職務を遂行できる力強い皇宮護衛官になってほしい」と訓示しました。

卒業生はきょうから皇居や赤坂御用地などの各護衛署に配属され、それぞれの任務に就きます。