きょう、経団連と連合のトップが会談しました。今年の春闘で物価高を上回る賃上げは出来るのか。カギは「中小企業の賃上げ」です。
群馬県高崎市のこちらの企業。
従業員
「洋食屋さんなのでステーキに(なる)」
食肉などの商品を関東を中心に飲食店に卸しています。コロナで打撃を受けた後、円安などの影響で原材料費も上がり、厳しい状況に陥いりました。
オルビス 大熊章之代表取締役
「非常に経営が厳しい状況だった。必死にやらせてもらっている」
原材料の高騰から必要になったのは「価格転嫁」。そこで行ったのが…
オルビス 大熊章之代表取締役
「全アイテムの値上げをお願いする前に私からお客様にお手紙を出しておこう」
値上げをするため、半年かけて取引先の企業およそ4000件に対して手紙でお願いしました。
手紙に書かれた切実な願い。地道な交渉の結果、半年かけておよそ20%を値上げし、「価格転嫁」に成功しました。
オルビス 大熊章之代表取締役
「実際に厳しいですよ、値上げ交渉は」
価格交渉の後、去年は4年ぶりにおよそ130人いる従業員に対して、4%から8%の賃上げをすることができました。
オルビス 大熊章之代表取締役
「先行投資じゃないですけど、再度見直して、賃金の方もベースアップしていきたい」
「価格転嫁」は今年の春闘の焦点です。きょう行われた経団連と連合のトップ会談でも、去年を上回る賃上げのため価格転嫁を実現していくことで一致しました。
経団連 十倉雅和会長
「良いもの良いサービスには値がつく。社会全体の共通認識にしていかないといけない」
連合 芳野友子会長
「労務費を含む価格転嫁がどのくらいできるのかということ」
働き手のおよそ7割を占める中小企業で価格転嫁を実現し、物価高に負けない賃上げができるかどうか。今年の春闘で問われることになります。
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