■プロ野球 DeNA春季キャンプ(1日 沖縄・宜野湾市)

DeNAのドラフト1位ルーキー・度会隆輝(21)がキャンプ初日から猛アピール。ウォーミングアップから笑顔が見られ、リラックスした様子の度会だったが、フリー打撃では初球からいきなり柵越えアーチを放った。

「バッティング練習としてではなく、試合のピッチャーが投げる初球のぐらいの気持ちでやりました」と“初打席”からエンジン全開。その初球アーチのあと左足がつるアクシデントでストレッチを行う場面が見られたが、それでも30スイング中3本の柵越えをマークするなど存在感をアピールした。

新主将・牧秀悟(25)からは「飛ばしすぎることが最初はあると思うけど、無理するなよ」とアドバイスされたという。「自分も飛ばしすぎちゃう性格なので、落ち着いてやるべきことをしっかりやることが大事かな」とキャンプ初日を振り返った。

三浦大輔監督(50)は度会を「いいんじゃないんですか。初日だからみんなが気持ちが入っていく中で、しっかりと練習に取り組んでましたし、表情も明るかったですし、良い入りをしたかと思います」と評価。

走塁では石井琢朗コーチ(53)から指導を受ける場面もあり、「まずはどれほど試合に繋げられるか。走塁練習も大事という話もしていただきましたし、練習のための練習になるんじゃなくて、どれほど試合を見据えた走塁練習をするかということについても指導していただきました」と明かし、「社会人野球の経験もあるので、(走塁は)得意な方であると思います」と自信をのぞかせた。

さらに「今日初めてお客さんの前で練習することができましたけど、本当に幸せだなって改めて実感しましたし、やらなきゃダメだなと、もっと頑張らなければ」と決意を新たにした。