青森県の県南地方に春を呼ぶ、郷土芸能の『八戸えんぶり』。市の中心部で30組以上が舞う「一斉摺り」はまさに圧巻です。2024年は4年ぶりの通常開催となるため、各組では2月の開幕に向けた練習が熱を帯びています。
えんぶり組の1つ「糠塚えんぶり組」では、29日、本番に向けた練習が始まりました。親方の指導のもと、子どもたちが一つ一つの動きを確認します。
子どもは
「みんなで力を合わせてやるところが楽しいです」
「がんばりたいなと思います」
えんぶりは800年以上、八戸市周辺で継承されてきた豊作祈願の郷土芸能です。長者山新羅神社への「奉納」から始まり、中心街で一斉に舞を披露する「一斉摺り」。さらに、昔の財閥の邸宅での「お庭えんぶり」など様々な催しが行われます。
ただ、2021年からは新型コロナの影響で中止や規模が縮小され、伝統の継承を危ぶむ声もありました。こうしたなかでも、糠塚えんぶり組には29日、12人の子どもたちが集まりました。うち4人は、初めての参加です。
初参加の子どもは
「友だちがやっていてやりたくなった」
「初めてだったけどちょっと上手にできてうれしかったです」
逆境を乗り越え4年ぶりの通常開催となる2024年は、2023年より3組多い34組のえんぶり組が参加します。それだけに子どもたちにバトンを繋ぐ大人たちの喜びもひとしおです。
糠塚えんぶり組 笹垣堅一親方
「うちの組に限らずえんぶり全体が盛り上がればいいなと思っています。お客さんがいないと盛り上がらないので、ぜひとも皆さん見に来てほしい」
八戸えんぶりは、2月17日に開幕します。














