円安やコロナからの回復を追い風に、去年1年間の農林水産物や食品の輸出額は1兆4500億円を超えて、11年連続で過去最高を更新しました。
農林水産省によりますと、去年1年間の農林水産物や食品の輸出額は、おととしより407億円増えて、1兆4547億円となりました。11年連続で過去最高を更新していて、輸出額が1兆円を超えるのは3年連続です。
多くの国で新型コロナの感染拡大が落ち着き、外出の機会が戻ったことに加え、急速に進んだ円安も数字を押し上げました。
品目別で輸出額が最も増えたのは「真珠」で、おととしより218億円増えて、455億円でした。
一方、東京電力・福島第一原発の処理水の放出に反対する中国が、去年8月から日本の水産物の輸入を全面的に停止した影響で、下半期は水産物の輸出が落ち込んだことから、「ホタテ貝」の輸出額はおととしより222億円減って688億円となっています。
政府は、農林水産物や食品の輸出額を2025年までに2兆円に増やすことを目指していて、農林水産省は目標の達成に向けて「まだ諦める状況ではない」と説明しています。
注目の記事
コメダ珈琲を訪れた80代男性「100万円を持って来ている」ベテラン店員が感じた“違和感” 特殊詐欺被害を防いだ「いつもの会話」

「カビた部分だけ捨てる」は誤解 中には“最強クラスの発がん性”を持つ毒も…加熱しても消えない『カビ毒』の正体

「私の長女は事件で亡くなりました。はっきり言うと、殺されました」20年前に殺人事件で長女(28)を失った父親が訴える「命」の意味【前編】

寒暖差で危険“ヒートショック”「今年は明らかに救急患者が増加」⋯風呂だけではない、自宅で起こる“3つの場所” 医師に聞く対策は?

【ミセス】「モヤモヤ」する青春が今のキラキラを作った—Mrs. GREEN APPLE 藤澤涼架が母校を訪ねて語った「原点」 【前編】

日本初の定着を確認 メスだけで “クローン増殖” する特定外来生物の生息地が拡大中









