バレーボール日本代表の西田有志(パナソニック)が30日に24歳の誕生日を迎えた。オリンピックイヤーの今年、色紙に記した24歳の決意は、シンプルに「勝」の一文字。「今年はより勝っていく姿をより多くの方に見せないといけない。そこだけを目標に努力するし、必要な事を100%やっていく事の大切さを感じる年になると思うので、そこを大事にしていきたい。他国のチームも日本を倒しにくると思うので、そこに対してしっかりと勝っていくチームを作っていきたい」と力強く話した。
23歳ラストマッチとなった27日と28日のジェイテクト戦は2戦連続ストレート勝利を収め、最高のカタチで締めくくった。27日の試合では、ジェイテクトの新エース・高橋慶帆(20、法政大)と壮絶な打ち合いとなったが、軍配は西田に。力強い攻撃はもちろん守備のブロックでもチームに貢献した。
「自分の仕事を全うして点数を重ねていかないとチームの勝ちは近づかない」と自覚しているように、この日両チーム最多の18点(スパイク:15得点、ブロック:3得点)を挙げ、パナソニックを勝利に導いた。
男子日本代表は昨年、ネーションズリーグで世界大会46年ぶりとなるメダルを獲得。勢いそのままに秋に行われたパリ五輪予選で自力での出場を決めた。
7月26日に開幕するパリ五輪では、1972年ミュンヘン大会以来、52年ぶりのメダルを狙う。
27日 パナソニックパンサーズ 3-0 ジェイテクトSTINGS(25-20、25-21、25-17)
28日 パナソニックパンサーズ 3-0 ジェイテクトSTINGS(25-22、25-21、25-17)
(愛知県・岡崎中央総合公園総合体育館)














