イギリス王室は腹部の手術を受けて入院していたウィリアム皇太子の妻、キャサリン妃が退院したと明らかにしました。経過は順調だということです。

イギリス王室は29日、ロンドン市内の病院で腹部の手術を受け、その後、入院していたキャサリン妃が退院したと発表しました。

王室は病名を明らかにしていませんが、キャサリン妃は16日に手術を受けて成功し、経過は順調だということです。すでにウィンザーにある自宅に戻り、療養を続けるとしています。

ウィリアム皇太子夫妻は「病院の医療チーム全員に、特に献身的な看護をしてくれたスタッフに多大なる感謝の気持ちを伝えたい」との声明を出しました。

キャサリン妃の公務の再開時期については、手術直後の医師らの見解では4月以降になる見通しだとしています。

また、前立腺肥大の治療のため同じロンドン市内の病院に入院していたチャールズ国王も29日、退院しました。

イギリス王室によりますと、チャールズ国王は26日に入院し治療を受けたものの、病状は深刻ではなく、退院時にはカミラ王妃とともに周囲に手を振り、しっかりとした足取りで車に乗りこみました。

今後の公務については療養期間を設けるため、日程が変更されるということです。