とんねるずの木梨憲武さんが初の自伝「みなさんのおかげです 木梨憲武自伝」発売記念会見を行いました。同書では、歌手、アーティスト、俳優、司会者と幅広い分野で活躍する木梨さん自身の生い立ち、「とんねるず」の結成秘話や、妻との出会いなどが語られており、発売初日にして重版が決定するほど売れ行きは好調。この日は抽選で選ばれたファンら350人が朝早くから自伝のお渡し会につめかけていました。
木梨さんは“生まれてから、つい1か月前ぐらいのことまでを書いています。高卒の文なので、大学行っていれば良かった。もうちょい文章力があれば良かったなと思う。まぁあれが精一杯”と自虐的なあいさつをし会場笑わせました。

出版の経緯については “本当は「60歳の還暦の記念にいかがですか?」というお話をいただいていましたが、昔を思い出しながら、1年半くらい(自ら)取材をしていたら、このタイミングになりました” と明かし、相方の石橋貴明さんについては、本人から話を聞かず、勝手に書いていたといいます。 “(石橋の)事務所に3冊ぐらい勝手に送っておきました。16歳から一緒だけどほぼ覚えていない。書いている途中で内容がもう、貴明の本でも良かったかも…” と笑わせ “もし貴明が記した別本が出版されたら、正解は貴明の方です” と木梨さんらしいユルさを見せました。
現在も、歌手、アーティスト、俳優、司会者と幅広い分野で活躍する木梨さん。肩書について聞かれると “うーん” と考えながらも “飛行機に乗って書く紙には「自転車店」って書いています。それは間違いなく、俺、長男なんで” と語りました。

また、妻・安田成美さんとの出会いについて “(映画で)キスシーンがあったので、俺の勘違いからグイグイ攻め込んでみました。その後、長いことお付き合いをして結婚して、今月で30周年。あっという間の30年でした” と振り返りつつ、自伝でもふれられている過去の別居危機については “成美さんに取材したら、そう思っていた時期があったと。でも、俺はあまり記憶がない(笑)。乗り越えたとか、強くつめられたわけじゃなく、なんとなく生活の中で私の行動に問題があったんでしょうね…そこは深く反省してます” と頭を下げ “当時は番組が終わって、そのままスタッフたちと遊びに行って、そこから新しいコーナーが生まれることもあったりの毎日だったので…” と分析しつつも “でも、実はそれだけじゃないのかも…深い原因は聞いてないです” と苦笑いを浮かべていました。
最後に「仕事で何が一番楽しい?」と問われると “全部楽しい!どれが一番とかはつけられない” と、人生を謳歌した様子で語りました。
【担当:芸能情報ステーション】