今年3月に甲子園で開幕する春のセンバツ高校野球。きょう(26日)出場校を決める選考委員会が大阪市で開かれ、岡山県の創志学園高校が代表校に選ばれました。創志学園は2017年以来4回目のセンバツ出場です。

大阪市内で開かれた出場校の選考委員会。
「中国地区ですが、広陵高校と創志学園高校を選出致しました。失点を最小限に食い止める粘り強さもありまして、日頃の鍛錬の様子が見てとれました」

創志学園は、昨年秋の中国大会で、堅い守りを武器に強敵揃いのトーナメントを勝ち上がって準優勝を果たしていて、センバツ出場が有力視されていました。
これまで春夏合わせて6回甲子園に出場している、岡山県内屈指の強豪校。今井校長から吉報が伝えられ選手たちは、聖地での活躍を誓いました。

(創志学園 豊島虎児主将)
「甲子園の舞台でもチームのスローガンでもある『アグレッシブベースボール』『攻めた野球』を全国の舞台でも発揮出来るようにがんばります」


チームを率いるのは門馬敬治監督。神奈川県の強豪・東海大相模で監督を務め、甲子園春夏通算4度の優勝に導いた名将です。
おととしの秋に創志学園の監督に就任してから、今回が初めての甲子園。指揮官も闘志を燃やします。
(創志学園 門馬敬治監督)
「ユニフォームを変えてね、自分自身が行く場所になりますから、毎日全力で積み重ねをしたい。甲子園を意識してね毎日を過ごしたい」

各地区から32校が出場する春のセンバツは、3月8日に組み合わせ抽選が行われ、18日に開幕します。

【スタジオ解説】
創志学園が2017年以来4回目のセンバツ出場を決めました。VTRでもありましたが、今年の創志学園の特徴は投手を中心とした「堅い守り」です。
秋の中国大会で背番号「1」をつけたサウスポー山口瑛太投手は、鋭く曲がるスライダーと140キロを超える直球が持ち味のピッチャーです。
そして中国大会で背番号「10」を付けた本格派右腕・中野光琉投手。180センチ超えの長身から投げ込まれるボールは威力十分です。
同い年でライバルでもある「2枚看板」を中心に中国大会では相手打線を翻弄し、4試合で失点はわずか「3」に抑えました。
ー創志学園といえば、プロ野球・阪神タイガースの西純矢投手や、昨年、中日ドラゴンズにドラフト1位指名された草加勝投手もOBにいますし、毎年、レベルの高い投手陣が揃ってますよね。
聖地・甲子園でどのような投球をみせてくれるか注目です。
また21世紀枠で中国地区候補校に選ばれていた岡山城東高校は、残念ながら選ばれませんでした。センバツは3月18日開幕です。