春のセンバツ出場校を決める選考委員会が大阪市で開かれ、昨年秋の高校野球中国大会で準優勝した創志学園高校(岡山)のセンバツ出場が正式に決まりました。
創志学園はこれまで春夏合わせて6回甲子園に出場している、岡山県内屈指の強豪です。昨年秋の中国大会では、真骨頂である堅い守りで強敵揃いのトーナメントを勝ち上がり、準優勝。見事春のセンバツ出場の切符を掴みました。
創志学園を率いる門馬敬治監督は、神奈川県の強豪・東海大相模で監督を務め、甲子園春夏通算4度の優勝に導いた経験もある名将です。おととしの秋に創志学園の監督に就任し、今回が初めての甲子園となります。
今年の創志学園の特徴は、投手を中心とした「堅い守り」です。
秋の中国大会で背番号「1」をつけたサウスポー山口瑛太投手は、鋭く曲がるスライダーと140キロを超える直球が持ち味のピッチャーです。
そして中国大会で背番号「10」を付けた本格派右腕・中野光琉投手、180センチ超えの長身から投げ込まれるボールは威力十分です。
同い年でライバルでもある「2枚看板」を中心に、中国大会では相手打線を翻弄し4試合で失点はわずか3に抑えました。
また創志学園といえば、プロ野球・阪神タイガースの西純矢投手や、昨年中日ドラゴンズにドラフト1位指名された草加勝投手もOBにいて、毎年レベルの高い投手陣が育っています。
各地区から32校が出場する春のセンバツは、3月8日に組み合わせ抽選が行われ3月18日に開幕します。