いよいよ、あす26日は、高校野球・春のセンバツ出場校が発表されます。秋の中国大会を制し、出場をほぼ確実としている広陵高校へ行ってきました。

春のセンバツ、3度の優勝を誇る名門・広陵高校野球部。去年、行われた中国大会では史上初の3連覇を成し遂げました。目指すは日本一。春のセンバツ甲子園に向けて雪の中を走って、跳んで、押す。

この日の気温は0℃。白い息を吐きながら休むことなくトレーニングに打ち込む選手たち―。

おもりを背負って行う坂ダッシュや、大きなタイヤをぞうきんがけのように押していく下半身のトレーニングなど、過酷なメニューの数々…。

終了まで2時間半、選手たちの声が途切れることはありませんでした。

ことしの広陵の見どころは、なんといってもバッテリー。1年生の春からエースナンバーを背負う 髙尾響 と、主将であり、チームの4番も担う 只石貫太 です。

広陵高校 2年 只石貫太 主将(捕手)
「ことしは去年と比べて打線に厚みがないぶん、つないでいくようなバッティングで、なんとしてでもまず1点というふうに、単打単打でつないでいくところが今のチームの強みだと思います」

「去年は自分のプレーだけに集中してやっていればよかったんですけど、キャプテンをやらせていただいて、自分だけじゃなくてチームの雰囲気だったりを引っ張っていくっていう意味でチームを優先した考えっていうのが今、一番あります。夏、チャンスで1本が打てなくて負けてしまったので、もう自分は長打とかではなくて、チャンスで1本っていうふうな勝負強いバッターになるために練習をしてきました」