■卓球 全日本選手権大会 第4日(25日、東京体育館)

卓球の日本一を決める全日本選手権の男子ダブルスが行われ、前回王者の張本智和(20、智和企画)・森薗政崇(28、BOBSON)ペアが4回戦から登場し、27日の準決勝進出を決めた。張本は明日26日はパリ五輪の選考がかかるシングルスに出場予定「優勝しか狙ってない。2位以下は初戦敗退と同じ」と気合が入る。

この日行われた男子ダブルスでは4回戦で明治大学の 松田歩真・飯村悠太ペアに3-0で勝利。5回戦では日大の加山裕・吉山僚一ペアにファイナルにもつれ込む接戦を制し、続く準々決勝も、西康洋・川上尚也ペア(日野キングフィッシャーズ)には1ゲーム目を先制されたが3-1の逆転勝ちで27日の準決勝進出を決めた。

試合後、張本は明日から始まるシングルスに向けて「優勝から遠のいてる全日本、相手内容関係なく優勝しか狙ってない。2位以下は初戦敗退と同じ」と並々ならぬ闘志をみせた。パリ五輪まで半年となり「極限の緊張状態はまだ。まずは目の前の試合を、という時期。世界選手権が終わって3、4月から人がおかしくなるほどの緊張感がくる。その準備を今やる」と話した。張本は2018年に最年少となる14歳6か月で優勝して以来、優勝から遠ざかっている。

パリ五輪代表選考は現在、張本は684.5 ポイントでトップ、2位は511ポイントで戸上隼輔(22、明治大)が続いている。今大会で優勝すれば120ポイントが加算される。