■テニス全豪オープン 車いすの部 準決勝(25日、オーストラリア・メルボルン)小田凱人2ー0 ゴードン・リード
世界ランク2位の小田凱人(17・東海理化)が、リオパラリンピック金メダルのゴードン・リード(32・イギリス)を7-6、7-5のストレートで下し、2年連続2度目の決勝進出を決めた。
小田は23年1月、全豪に初出場して準優勝。自信を掴み、6月の全仏オープンで4大大会を初制覇し、続くウィンブルドンでも優勝を果たし、一躍世界にその名を轟かせた。一方のリードは2016年リオパラリンピックシングルス金、ダブルス銀の実力者で今夏のパリパラリンピックでも金メダルを争うライバルとの前哨戦に挑んだ。
緑の鉢巻を締め、準決勝に臨んだ世界ランク2位の小田。第1セットは互いのサービスゲームをキープし、6-6でタイブレークにもつれ込む。ここで小田は、強烈なバックハンドにリターンエース、さらには強烈なスマッシュを決める。タイブレークを制し、第1セットを7-6で先取する。
第2セットに入ると第8ゲームを小田がブレークする。しかし続く第9ゲームはリードにブレークバックされる一進一退の攻防。迎えた第12ゲームでリードのサービスゲームを再び、小田がブレークし、このセットを7-5で奪う。小田は、2-0のストレート勝ちで、リオパラリンピック金メダルのリードを下し決勝進出を決めた。














