2020年、福島県郡山市の飲食店が爆発して1人が死亡、31人がけがをした事故で、書類送検された飲食店の社長などが不起訴となった処分について、福島検察審査会は「不起訴不当」と議決したことがわかりました。
2020年7月、郡山市島の「しゃぶしゃぶ温野菜 郡山新さくら通り店」で爆発があり、当時作業していた内装業者の男性1人が死亡、31人が重軽傷を負いました。
店舗を運営していた会社の社長や死亡した内装業者の男性などあわせて5人は、21年に業務上過失致死傷の疑いで書類送検されていましたが、検察は23年3月に「過失を認定することが困難だった」として不起訴としていました。
これを受けて、被害者の女性(50)が「処分は不当」として、死亡した内装業の男性を除く4人について、検察審査会に審査を申し立てていましたが、福島検察審査会は23日付けで「不起訴不当」と議決しました。
