■AFCアジアカップ カタール 2023 日本代表 3ー1 インドネシア代表(24日、カタール・アルトゥマーマ スタジアム)

3大会ぶり5度目の優勝を狙うサッカー日本代表(FIFAランク17位)は、1次リーグ最終節でインドネシア代表(同146位)に3ー1で勝利。グループD2位で決勝トーナメント進出を決めた。

今大会初先発の上田綺世(25)が2ゴールの活躍。前半は開始早々にPKを獲得すると、上田が落ち着いて決め日本が先制。後半は7分に堂安のクロスに上田が押し込んで2点目。43分には伊東からのパスを受けた上田がシュートを放ち、相手DFに当たるも3点目を奪った。だが後半アディショナルタイムで1点を返され無失点での勝利とはならず。

今大会、初戦のベトナム戦(14日)では逆転勝利を収めたがイラク戦(19日)では1-2で敗れ、国際Aマッチの連勝が「10」でストップ。この日は「引き分け以上」であれば2位通過、敗れれば敗退の可能性もあったが、1次リーグ2勝1敗(勝ち点6)で決勝Tの切符を手にした。

スタメンはイラク戦から8人変更し、1トップで上田綺世。2列目はトップ下が久保建英(22)、左サイドは中村敬斗(23)、右は堂安律(25)。ボランチは遠藤航(30)、旗手怜央(26)。DFは先発復帰の冨安健洋(25)、町田浩樹(26)、中山雄太(26)、毎熊晟矢(26)と守備陣は前回から総入れ替え。GKは鈴木彩艶(21)。左足首の負傷で調整が続いている三笘薫(26)は3戦連続でベンチ外となった。

序盤は前半2分、堂安が敵陣中央付近から縦へのパスを入れると、上田がペナルティーエリアで抱えられて倒され、VAR判定の結果PKに。これは自ら上田が決めて早くも先制点を奪った。

以降は敵陣でのプレーが続くも、追加点を奪えず。前半30分にはインドネシアに左サイドから攻め込まれたが、ゴール前へのクロスを中山がクリア。34分は日本の連続攻撃でゴールを狙い、久保からのパスを毎熊がダイレクトで折り返すと、最後はゴール正面の中村がシュートを放つが惜しくもポストに弾かれてしまう。

44分は毎熊が滑り込みながらゴール前へ折り返すと、上田がボレーで合わせたがブロックされてしまう。前半は1-0で折り返した。

選手交代なしで後半へ。後半7分は堂安がドリブルで攻め上がり、中村に渡すとオーバーラップした堂安がゴール前へグラウンダーのパス。ここでファーサイドにいた上田が右足で決め、2-0と貴重な追加点を奪った。

後半23分には旗手に代わって南野拓実(29)、中村から前田大然(26)がピッチへ。37分には久保から佐野海舟(23)、冨安から渡辺剛(26)に、41分には堂安から伊東純也(30)に交代。果敢にゴールを狙う中、43分には右サイドの伊東が折り返したボールを上田がシュートを放ち、DFに当たってオウンゴールにより3点目。上田は惜しくもハットトリックはならず。このまま逃げ切りを狙った日本だが、後半46分に相手のロングスローからこぼれた球をフリーのサンディ・ウォルシュに決められ、終盤に3-1とされ終了のホイッスルが鳴った。

1次リーグを2位で突破した日本は、決勝トーナメント初戦(ベスト16)でグループE首位のチームと対戦する。E組最終節は25日に行われ、暫定首位のヨルダンはバーレーンと、2位の韓国はマレーシアと対戦し最終順位が決定する。

【アジアカップ カタール2023】
14日 vsベトナム代表 4ー2
19日 vsイラク代表 1ー2
24日 vsインドネシア代表 3ー1