■大相撲初場所・11日目(24日・両国国技館)
優勝争い単独トップの関脇・琴ノ若(26)は、王鵬(23・前頭11枚目)を押し出しで下し、1敗をキープした。
前日、新入幕・大の里(23・前頭15枚目)との1敗対決を制した琴ノ若は、この日の立ち合いは左のおっつけから突き押しで攻め、粘る王鵬を落ち着いて俵の外へ押し出した。これで10勝目を手にし、大関取りに向け直近3場所合計33勝に「残り3勝」とした。
星の差ひとつで追う2敗勢は、大関・豊昇龍(24)が大の里を下手投げで退け、横綱・照ノ富士(32)は阿武咲(27・前頭14枚目)を寄り切りで下し、それぞれ直接対決を制した。阿武咲、大の里は上位陣との対戦で連敗し3敗目を喫した。
綱取りに向け星を落とせない大関・霧島(27)は、大栄翔(30・関脇)との一番を突き出しで下し、望みをつないだ。トップを走る琴ノ若を2敗で1横綱、2大関が追う展開となり、琴ノ若は明日12日目は阿武咲と対戦する。
【11日目終了時点】
■1敗)琴ノ若
■2敗)照ノ富士、霧島、豊昇龍














