2月16日に今年度の確定申告が始まるのを前に23日、スマートフォンによる申告の普及に向けてあるユニークな取り組みが岩手県二戸市で行われました。

力強い筆遣いで税の大切さとスマートフォンを使った確定申告を呼びかける作品。手がけたのは福岡高校の書道部の生徒たちです。
書道で確定申告をPRするユニークな取り組みは、二戸税務署が地元の福岡高校と協力して初めて行ったものです。
縦1.5メートル横3メートルの紙に一文字一文字丁寧に筆を走らせた作品は、文章も部員たち自らが考え、およそ1週間ほどかけて制作しました。

(県立福岡高校 書道部 小笠原夏凛部長)
「自分たちも知識がなかったので、国税庁のホームページから動画を見てみて、知識もついて実際に書いてスマホ申告というのを広められたらいいなという思いが強くなりました」

作品には「スマホで申告」や「税で支える豊かな暮らし」などのメッセージが書かれていて、「税」や「確定申告」は見る人に分かりやすいように色が変えられているのが特徴です。
二戸税務署の千葉隆史署長も作品の効果に期待しています。

(二戸税務署 千葉隆史署長)
「一人でも多くの人がこれを見て、スマホで確定申告ができるんだといった気付きに繋がっていただけると嬉しいなと思います」

福岡高校書道部の作品は、2月2日から二戸駅の構内に展示される予定です。
確定申告の受け付けは、2月16日から3月15日までです。