■天皇杯・皇后杯 全日本卓球選手権大会 第2日(23日、東京体育館)

卓球の日本一を決める全日本選手権が23日に東京体育館で行われ、ジュニア女子シングルス3回戦に2連覇を狙う張本美和(15、木下アカデミー)が登場。松島美空(10・京都カグヤライズ)をゲームカウント3‐0(11-5、11-6、11-6)で破り、4回戦進出を決めた。

女子ダブルス、ジュニア女子シングルス、女子シングルスと“3冠”を狙う張本が松島輝空(16、木下アカデミー)の妹・小学4年生の松島美空と対戦。第1ゲームからスピードを生かしたフォアのストレートで得点を重ね6-5からは松島に対し、深いボールでミスを誘った。さらにはスピンのかかったサーブなどで5連続得点で11-5と第1ゲームを奪った。

第2ゲームも張本は早い攻撃で6-2とリードを奪うと松島も早いフォアハンドを読み切って得点を奪い返すシーンも見られた。それでも去年の11月の全農CUP大阪大会で早田ひなを破り、優勝した張本の攻撃リズムは衰えず11-6で第2ゲームも奪った。

第3ゲーム、後のなくなった松島が連続ポイントでこの試合初めてリードした。5-4と逆転されても小学4年生ながら張本を左右に揺さぶり強烈なフォアハンドで点を奪い、ガッツポーズを見せた。最後まで攻める姿勢を見せた松島だったが最後は張本の速い攻めに付いていけず、11-6で第3ゲームを落とした。張本は初戦を快勝で連覇に向けて好スタートを切った。