いま、男性育休の取得率アップを目指す企業の取り組みが加速する一方で、課題も見えてきています。
伊藤忠商事が社内で開いた育児の体験会。全社員とその家族が参加でき、会社を挙げて子育てへの理解を深めることが狙いです。
しかし、課題もあります。
生後3か月の子どもがいる社員
「(Q.育休は取りましたか?)取っていなくて、今、検討中です。仕事的にそれ(育休取得)がビハインド(出遅れ)にならないような環境が欲しい」
男性社員の育休取得です。
政府は男性の育休取得率の目標を、▼2025年までに50%、▼2030年までには85%にすると掲げていますが、2022年度の取得率は17.13%にとどまっていて、理想と現実には大きなギャップがあります。
伊藤忠商事の男性育休の取得率は52%ですが…
伊藤忠商事 人事・総務部 高山桃子さん
「実際(男性育休を)取るときに、業務とのバランスや周りの方との雰囲気も大きく影響してくる。そのあたり、改善にもっと取り組んでいきたい」
一方、いち早く取得率100%を達成した企業があります。
サッポロビールで働くこちらの男性。第2子の誕生をきっかけに1年間の育休を取得しました。
サッポロビール 育休取得した社員
「(Q.不安なところはなかったか)ないと言えば嘘になる。大きくは人員面と収入面。実際にとる時に上司に伝えたところ、後押ししてくれた。制度も充実していたのを知らなかっただけだった」
サッポロビールでは、▼育休の最初の1週間の給料が100%出るよう制度を変えたほか、▼社内に育児サポーターをおいて相談に応じるなど環境を整備。去年、育休取得率が100%となりました。
サッポロビール 育休取得した社員
「育休を取って復帰した後、社員が生き生きと働いている。本人だけのメリットではなく、会社側にもメリットがあると伝えていきたい」
「男性の育休」は増えていくのか、企業の本気度が問われています。
注目の記事
「死刑を早めて」妻や息子ら3人を殺害した死刑囚、“償えない罪”に苦悶 遺族が差し入れに込めた“切実な願い”

【京都・南丹市小6男児行方不明】山中での「黄色のかばん」発見が示す『3つの可能性』 手がかり乏しいなか“今後の捜索”のポイントは?元京都府警・捜査一課長が現地を歩き解説

富野由悠季・八坂哲雄に聞く 『ガンダム』と現実の宇宙から考える これからの「ニュータイプ論」と「リアルな世界の問題」特別インタビュー

「おもちゃのピアノ」が繋いだ兄妹の絆。統合失調症の兄と心を通わせた“不完全な音色”

「やだ、褒めてばっかりじゃん!私大好きじゃん」結婚30年、手もつながない夫へ贈った漢字1字のラブレターと、シャイな夫からの返事

「眠れない、食欲がない」新生活に潜む"五月病"に注意 不調を防ぐために医師が勧める「4月のうちからやっておくべきこと」









